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レッカー業者の運送保険・賠償について依頼前に確認する方法を解説

「レッカー業者に『保険は入っていますか』と聞いたら『入っています』と言われたが、この回答だけで安心してよいのだろうか」
「預けた車両に傷がついたとき、どこまで補償してもらえるのかがわからない」

高額な車両を、付き合いのない業者に預けるとなると、不安になる方は多いのではないでしょうか。

レッカー業者の運送保険・賠償の詳細な内容は、正しい方法で確認すれば依頼前に把握できます。
本記事ではその確認手順と、依頼前に聞いておきたい5つの項目、さらに車両が傷ついていたときの対応まで解説します。

最後までお読みいただくことで、口頭で流れていたやり取りを書面に残せるようになり、初めて依頼する業者にも落ち着いて車両を預けられるでしょう。

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レッカー業者へ運送保険・賠償の内容を確認する手順

レッカー業者の保険は、口頭で「入っていますか」と聞くだけでは、預けた車両にどこまで補償が及ぶのかがわかりません。
ここでは、保険・賠償の具体的な内容を確認する手順を説明します。

手順1.口頭ではなく書面で回答をもらう

保険・賠償について聞いた内容は、見積もりを取る段階で回答を書面でもらいましょう。

預けた車両が搬送中に傷ついたとき、その損害を賠償するのはレッカー業者側の保険です。
自社の任意保険のロードサービスが負担するのは、搬送そのものにかかる費用にとどまります。
つまり、預けた車両の損害がどこまで補償されるのかは、レッカー業者から返ってくる回答だけが手がかりです。

その回答が口頭のままだと、あとで食い違いが起きた際に、聞いた内容を証明できません。
レッカー業者によっては、見積もりを口頭で伝えて後から請求書に起こす場合があるため、書面はこちらから求める必要があります。

具体的には、電話で聞いた内容をメールにまとめて送り、返信で回答をもらいます。
見積書に保険・賠償の条件を書き添えてもらえるかを聞いてみるのもよいでしょう。

出典:三井住友海上「運送業向け保険商品一覧

手順2.保険証券や運送約款の提示を求める

書面の回答をもらえたら、あわせて保険証券と運送約款の提示を求めて裏を取りましょう。
一般貨物自動車運送事業(他人の荷物や車両を有償で運ぶ事業)の許可を受けていること自体は、預けた車両の補償を裏づけるものとはならないためです。

許可にあたって一律に求められる任意保険等は、生命または身体の損害賠償が被害者1名につき無制限、財産の損害賠償が1事故につき200万円以上とされています(貨物用事業用自動車100両以下の事業者が対象)。
一方、預かった貨物の損害に対する賠償保険は、積載危険物等の輸送のほか必要に応じて加入する扱いとされており、許可の一律の要件ではありません。

そのうえで、保険証券と運送約款のどこを見るのかを、提示を求める前に決めておきましょう。

なお、国土交通省が定めた標準貨物自動車運送約款と異なる約款を使っている事業者も存在し、損害賠償の額の決め方や通知の期限に違いがあります。
そのため、提示された約款が標準のものか独自のものかも、あわせて確かめてください。

レッカー業者へ依頼する前に確認する運送保険・賠償の5項目

ここからは、レッカー業者へ依頼する前に確認すべき5つの項目を整理します。
保険の適用に関わる項目から並んでいるので、上から順にそのまま質問として使えます。

項目1.搬送方法によって変わる保険の種類

まず聞くのは、車両の搬送方法と、それに適用される保険の種類です。
積んで運ぶのか、けん引するのか、自走で届けるのかによって、該当する保険が変わるためです。

たとえば、運送業者貨物賠償責任保険には、対象貨物を「保険の対象とする輸送用具に積載された貨物」に限っている商品があります。
また、預かった自動車の管理中の事故に備える自動車管理者賠償責任保険もあり、駐車場や修理工場などで自動車を預かる事業者が加入します。

搬送に関わる法律の枠組みも、運び方によって異なる点をおさえておきましょう。

他人の車両を有償で運ぶ搬送は原則として一般貨物自動車運送事業にあたり、標準貨物自動車運送約款と商法の運送人としての責任が及びます。
一方、道路上の事故車・故障車の搬送(道路運送法の有償運送許可)や、自走で届ける回送(道路運送車両法の回送運行の許可)は、運べる範囲も責任も別の扱いです。

また、けん引による搬送が補償の対象に含まれるかどうかも、契約によって違いがあります。
けん引で運ぶ予定であれば、今回の契約で対象となるかをあらかじめ聞いておいてください。

項目2.保険の対象になるレッカー車の範囲

次に、今回配車されるレッカー車を特定して、その車両が保険の対象に入っているかを確認します。
運送業者貨物賠償責任保険の引受方式には包括方式(保有車両をまとめて引き受ける)と個別方式(車両を1台ずつ指定する)があり、個別方式では保有車両の一部だけが保険の対象になるためです。

ただし、手配したあとで配車されるレッカー車が変わることもあります。
その場合は、変更後の車両も対象になっているかを聞き直してください。

出典:東京海上日動火災保険「運送業者貨物賠償責任保険 商品概要

項目3.補償の対象になる損害の内容

搬送中の損害のうち、どこまでが補償の対象になるのかを、事故の種類ごとに聞きます。
特約によって、補償の対象が絞られている場合があるためです。

たとえば、限定危険担保特別約款をセットすると、対象が以下の3つの事故だけになり、破損や水濡れが外れる商品があります。

  • 輸送用具の衝突
  • 盗難
  • 各荷造りごとの紛失

そのため、作業中に付いた傷や走行中の飛び石、水濡れが対象になっているかは、場面ごとに聞いておきましょう。

また、標準貨物自動車運送約款では、以下の事由で生じた損害について、運送人は責任を負わないと定められています。

  • 貨物の欠陥
  • 自然の消耗
  • 天災
  • 荷送人または荷受人の故意や過失

つまり、車両にもともとあった不具合が原因の損害は、補償の対象から外れる場合があります。

出典:東京海上日動火災保険「運送業者貨物賠償責任保険 補償内容」、国土交通省「標準貨物自動車運送約款 第45条

項目4.預けた車両に支払われる金額の上限

万が一の補償としていくらまで支払われるのかは、上限の決まり方まで確認しましょう。
標準貨物自動車運送約款では、損害賠償の額が引渡しがされるべき地および時における価額と定められています。
つまり、基準になるのは新車価格でも購入したときの価格でもなく、引き渡しの時点の時価です。

時価が基準になると、車齢が進んだ車両ほど支払われる金額が少なくなり、修理費が時価を上回った分は自社負担になるケースも出てきます。

この差額に備えるのが、超過修理費用担保特別約款です。
再調達価額または時価額の150%のいずれか低い金額を限度としています。

ただし、支払限度額と免責金額は契約ごとに異なるため、預ける車両の時価を調べて足りているかを判断してください。

出典:国土交通省「標準貨物自動車運送約款 第48条」、東京海上日動火災保険「運送業者貨物賠償責任保険 補償内容

なお、搬送費用が自社の保険の上限を超えたときの進め方は、以下の記事で確認できます。

項目5.別の業者へ引き継がれたときの補償

最後に、搬送の途中で別の業者へ引き継がれたとき、誰が責任を負い、保険はどこまで適用されるのかを聞きます。
引き継ぎが発生した場合、約款と保険で扱いが分かれるためです。

まず、標準貨物自動車運送約款では、他の運送事業者や他の運送機関を利用して運送する場合も、運送上の責任は運送人が負うと定められています。
一方、自動車管理者賠償責任保険のなかには、記名被保険者の下請負人が自動車を管理している間に生じた事故を補償の対象外としている商品もあります。

長距離の搬送では、途中で協力業者へ引き継ぎ、その業者が改めてレッカー作業を行うことがあります。

引き継ぎの予定があるか、引き継ぎ先での事故がどう扱われるのかを、依頼前に聞いておきましょう。

長距離搬送の流れを先に知っておきたい方は、以下の記事をご覧ください。

保険・賠償以外も含めてレッカー業者の選び方を知りたい方は、こちらの記事で判断基準を一通り確認できます。

出典:国土交通省「標準貨物自動車運送約款 第51条」、東京海上日動火災保険「自動車管理者賠償責任保険

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レッカー搬送で車両が傷ついたときの対応

車両が傷ついていたときに損害賠償を請求できるかどうかは、車両を引き取ったあとの動き方で決まります。
ここでは、レッカー搬送で車両が傷つけられても泣き寝入りしなくて済むように、対応方法を解説します。

引き渡しの場で車両の状態を確認する

車両を引き取るその場で損傷がないかを確認してください。
標準貨物自動車運送約款では、荷受人が留保しないで貨物を受け取った場合、一部の滅失または損傷についての運送人の責任が消滅すると定められているためです。
何も言わずに受け取ると、見ればわかる傷に関しては、あとから損害賠償請求ができなくなります。

具体的には、預ける前に撮った写真と照合して、以下の3か所をチェックします。

  • 外装
  • 下回り
  • タイヤまわり

傷が見つかったら、その場でレッカー業者へ伝え、受領時の書類に記録を残しましょう。

なお、夜間や雨天は損傷を見落としやすいため、明るい場所で確認できる時間帯に引き渡してもらうのが理想です。

出典:国土交通省「標準貨物自動車運送約款 第47条」、e-Gov法令検索「商法 第584条第1項

損傷を見つけたら2週間以内にレッカー業者へ通知する

引き渡しのときに外から見てわからなかった損傷は、引渡日の翌日から2週間以内にレッカー業者へ通知してください。
標準貨物自動車運送約款では、直ちに発見することができない損傷について、この期限内に通知しなければ運送人の責任が消滅すると定められているためです。
さらに運送人の責任そのものも、引渡日から1年以内に裁判上の請求がされないと消滅します。

また、自動車管理者賠償責任保険には、引き渡されたあとに見つかった事故による損失を補償の対象外としている商品もあります。

受け取った日に2週間後の日付をカレンダーなどへ記録して、忘れないようにしておきましょう。

通知の際は日付が残るメールなどを使い、いつ・どこに・どのような損傷があったのかを記載して、写真を添えるとより証跡として機能しやすくなります。

出典:国土交通省「標準貨物自動車運送約款 第47条・第50条」、e-Gov法令検索「商法 第585条第1項」、東京海上日動火災保険「自動車管理者賠償責任保険

まとめ:レッカー業者の運送保険・賠償は5つの項目を書面で確認しよう

レッカー業者の運送保険は、加入の有無だけでは確認として不十分です。
保険の種類や補償される損害、支払いの上限など5つの項目を書面で確かめ、保険証券と運送約款で裏を取って、初めて補償の範囲がわかります。

車両を引き取ったあとに見つかった損傷も、引渡日の翌日から2週間以内に通知すれば、レッカー業者の責任を問えます。
問い合わせの際は、この記事をチェックリストとして活用してください。

なお24ROADは、運送賠償・請負賠償・貨物/車両保険を用意していることを公式に示しており、その場で答えられます。
また、車両の状態を電話や写真で先に確認してから搬送方法を決めるため、適用される保険まで依頼前に相談できます。

お困りの際は、以下のボタンからお問い合わせください。

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保険・賠償の内容も、
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24ROADは、運送賠償・請負賠償・貨物/車両保険を用意していることを公式に示しています。車両の状態を電話や写真で先に確認してから搬送方法を決めるため、適用される保険まで依頼前にご相談いただけます。大型トラック・バス・重機から高級車・バイクまで、全国の提携ネットワークで長距離搬送を手配します。

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